広島 人的補償の“由伸2世”日高が入団会見 山本由伸の次は黒田球団アドバイザーに学ぶ! 1軍登板が「最低条件」

 背番号70のユニホームに袖を通す日高
 入団会見に臨み、意気込みを語る日高(撮影・市尻達拡)
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 広島からオリックスにFA移籍した西川龍馬外野手(29)の人的補償として、広島が獲得した日高暖己投手(19)が11日、広島市内のマツダスタジアムで入団会見を行った。オリックス時代に山本から調整法を学んだ中、広島では黒田球団アドバイザーから助言を受けることに意欲。今季1軍デビューの青写真を描いた。

 緊張の面持ちで会見場に入室すると、長身の身をかがめてちょこんと会釈。ぎこちなさも同居する中、日高は初々しい表情で憧れの存在を打ち明けながら、新天地での抱負を述べた。

 「ずっと(山本)由伸さんに憧れていた。上(メジャー)に行っちゃって、今はいないというか、自分が誰かの憧れになれればいいかなと思います」

 フォームが似ていることから“由伸2世”と呼ばれることが多い。自身も「びっくりした」という突然の移籍。尊敬する先輩・山本にもLINEで報告し、「びっくりした。でもやることは変わらないから頑張って」と背中を押されたという。

 「由伸さんは準備をすごく大事にされている方だった」と振り返るように、フォームのみならず試合への「準備」を見て、学んだという。偉大な投手というくくりで、広島には黒田博樹球団アドバイザーがいることを問われると「やっぱり準備。どんな準備をしていたかっていうのは気になります」と興味津々。貪欲に吸収し、成長に生かす考えだ。

 球団からは将来の先発候補として期待されているが「今年の目標として1軍に行って投げることが最低条件。そこを目指して頑張っています」とキッパリ。最速は149キロで平均球速も上昇中。成長曲線を描く中で、1軍の舞台を狙っていく。

 同学年には22年度のドラフト1位・斉藤もいる。「意識しながら、頑張っていきたい」。新たな環境で切磋琢磨(せっさたくま)し、いつか憧れの存在に肩を並べてみせる。

 ◆日高 暖己(ひだか・あつみ)2004年9月16日生まれ、19歳。宮崎県出身。183センチ、74キロ。右投げ左打ち。投手。小学校でソフトボール、中学で軟式野球。富島に進学し投手を始め、3年時に夏の甲子園出場。22年度ドラフト5位でオリックスに入団。1軍登板なし。23年のファーム成績は12試合に投げ1勝1敗、防御率3.15。

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