広島・大瀬良 不変フォーム目指す!! 調子に左右されない理想型へ横振りNG 右肘手術回復ぶりは「60%ぐらい」
広島の大瀬良大地投手(32)が15日、大野練習場での合同自主トレに参加して“不変フォーム”の習得に意欲を示した。昨年10月に自身3度目となる右肘の手術を行った右腕は今オフ、フォームの見直しに着手。疲れた中でも変わらない形を理想に、改善を続ける。また、復帰の時期は具体的に設けない方針も明かした。
爽やかな表情で汗を流した。大瀬良は計32人が集まった合同自主トレ初日を終え、充実感をにじませた。「また1年始まるな、という思いで練習に来た。みんな元気そうな表情であいさつしてくれた。またみんなで頑張っていきたい」と、気持ちを新たにした。
昨年10月の右肘手術を経てリハビリ中。その中で“不変フォーム”の習得を目指す。「元気な状態でも疲れている状態でも、同じようなフォームで投げられるように目指している」。少しでも理想に近づくため、試行錯誤していく。
術後、自分の体と向き合う時間が増え、フォーム見直しのヒントを得た。「肩周りの柔軟性とか。疲れてくると(体が)横振りになってしまいがち。まだまだ改善する部分が見つかったのでその辺もやりながら」とレベルアップに余念はない。
現状の回復ぶりは「60%ぐらい」と分析。「ウエートトレーニングやランニングの強度も例年よりしっかりできている」と表情は明るく、着実に復帰への階段を上がっている。
この日は他の選手らと同様に、キャッチボールなどを行った。今後の見通しについては「考えてしまうとうまくプランが進まなかった時に焦ってしまう。今のところはどこまでにという設定は考えていない」。日々、最善を尽くし、万全の状態で今季へ挑む。