広島ドラ1常広 マウスピース装着意欲 歯科検診で「かみ合わせ」の重要性認識 「歯にも気を使って」

 広島の新人選手8人が17日、広島市の広島口腔(こうくう)保健センターで歯科検診を受け、ドラフト1位の常広羽也斗投手(22)=青学大=がマウスピースの作成に意欲を示した。かむ力が左右に違いがあると重心にブレが生じることを学習。かみ合わせの調整など、さまざまな効果が期待できるマウスピースを装着し1年目からの飛躍につなげる。

 虫歯なしと診断された白い歯を輝かせた。常広は「かみ合わせがスポーツに関わってくると聞いて、歯にも気を使っていきたいなと思った」と改めて歯の大切さを実感した。

 1年目から飛躍するためのヒントも見つかった。かむ力を示す咬合(こうごう)力のチェックでは左右の歯で違う数値を計測。「左側の方が強くかめたりとかがあると重心のブレが出てくる」とプレーへの影響を話した。

 そこで提案されたのがマウスピースの作成だ。装着すれば歯のけが防止はもちろんのこと、正しいかみ合わせをアシストする役割が見込まれる。「かみ合わせはプレーの強さに関わってくる。トレーニングの時もちゃんとかみ合わせた方が力が出る」と実体験を述べ、「マウスピースの話も聞いて作ってみたいと思った」と作成へ向け、前向きな姿勢を示した。

 スポーツ選手は運動中の唾液の減少や、歯の食いしばりによる欠損などが理由で虫歯が多いと言われる。検査を担当した広島県歯科医師会の山中史教常務理事は「一般の方よりも約3倍も虫歯になりやすい」と歯のメンテナンスの重要さを力説。その上で常広を含む新人選手へは「全体的な感想としてはみなさん良好だった」と合格点を与えた。

 体が資本となるプロ野球選手。「歯磨きとかはちゃんとしようという意識はあるが、自分では限度がある。定期的に歯医者に行って診てもらうことが大切だと思った」と常広。最高のパフォーマンスを維持するためにも日々の努力は怠らない。

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