広島・新井貴浩監督（４６）が１８日、野球殿堂入りを果たした黒田博樹氏を祝福した。「まずはおめでとうございます、と。また、黒田さんは本物のレジェンドだと思います。なかなか黒田さんみたいな選手というか、人は出てこないでしょ。自分もうれしいし、誇らしいです」と喜んだ。

　ともに低迷期から投打の中心として広島を支えてきた。今の選手に見習ってほしい部分を問われると「有名な話だけど毎回、黒田さんは『きょうで投げられなくなってもいい』という覚悟を持ってマウンドに上がっているから。１球にかける熱い気持ち、そのハートを一番見習ってほしい」と語った。

　黒田氏は昨季に続き、今季も球団アドバイザーとしてチームに尽力する。「見えないところですごくチームのために考えて、動いてくれている。そういうところは『黒田さんだな、男だな、かっこいいな』って。引き続き一緒に戦えることはうれしいし、ありがたいし、感謝しています」と率直な思いを明かしていた。