広島・新井監督 黒田氏の殿堂入り祝福「誇らしい。本物のレジェンド」 “イズム”継承を選手に期待
野球殿堂博物館の表彰委員会は18日、今年の野球殿堂入りのメンバーを発表し、競技者表彰のプレーヤー表彰として、広島や米大リーグで活躍し、日米通算203勝を記録した黒田博樹氏(48)と、プロ野球歴代最多の通算3021試合に出場した元中日監督の谷繁元信氏(53)を選出した。特別表彰は長く審判員を務めた故谷村友一さんが選出された。
広島・新井貴浩監督(46)はこの日、野球殿堂入りした黒田博樹球団アドバイザーを“本物のレジェンド”と形容しながら祝福した。「まずはおめでとうございます、と。すごくうれしい」と、先輩の新たな勲章に拍手を送った。
メジャーの第一線で戦い、広島復帰後は2年連続で2桁勝利を挙げた。そして優勝を果たした16年に現役を引退。偉大な足跡に触れて「そんな人は(これから)出てこない。誇らしいです。本物のレジェンド」と語った。
低迷期から広島を支えてきた黒田氏。「有名な話だけど、黒田さんは毎回『きょうで投げられなくなってもいい』という覚悟を持ってマウンドに上がっている。1球にかける熱い気持ち、そのハートを(今の選手には)一番見習ってほしい」。大投手の“イズム”を、後輩たちが受け継ぐことに期待した。