カープ野間“単打男”返上へ試行錯誤 感覚上々「よく振れている」狙うぞ3年ぶり本塁打
広島・野間峻祥外野手(30)が21日、“シングル男”からの脱却を誓った。「打球の角度をもう少しつけられるように、いろいろ試行錯誤しながらやっている」とモデルチェンジに挑戦中だ。
昨季は全106安打のうち、二塁打11本、三塁打1本で本塁打はなし。7月4日・阪神戦(マツダ)から9月12日・ヤクルト戦(神宮)の期間で放った全58安打は全て単打。長打率(塁打数÷打数)はリーグ平均・362を大きく下回る・321にとどまった。
長打率アップのために今オフは細かい調整を行っている。「どちらかというと、早く地面に着くようなドライブ系の打球が多い。もう少し順回転(バックスピン)でいけるように。そこの微調整でどういう打球が飛ぶのかを試しながら」と取り組みを明かした。
意識しているのはボールを捉える感覚だ。「自分から(ボールを)つかまえにいく。今はその感じで打ってよく振れているので継続していく」。自分の感覚を信じ、進化へのアプローチを続ける。
3年ぶりの本塁打へも「なんとか打てるように頑張りたい」と意欲を見せた野間。「急に2、30発打てるようにはならないので、ツボに来たら危ないぞぐらいになれれば」。持ち前のスピードにパンチ力を加え、外野のレギュラーをつかみ取る。