カープ田村 脱力打法で外野争い「勝ち取る」 自主トレで松山から伝授「バットをしならせて飛ばす」

 広島の田村俊介外野手(20)が27日、自主トレをともにした松山から“脱力打法”を伝授されたことを明かした。「インパクトの時だけ力を入れることで、バットをしならせて遠くに飛ばす」とイメージを力説した。

 松山から教わったのは力を抜く大切さだ。「僕の中では力を抜いて遠くに飛ばすという選択肢はなかった」とチーム最年長から新しい感覚を吸収。「力を抜くことによって変化球にも対応できる」と脱力のメリットを理解し、打撃の改良に取り組んでいる。

 今オフ、主軸を担っていた西川がFA移籍。熾烈(しれつ)な外野のレギュラー争いが予想されるが「勝ち取らないといけない」ときっぱり。「打撃を一番求められていると思うので、しっかり評価してもらえるような結果を残していきたい」とアピールを誓った。

 1軍通算出場は10試合ながらすでに高いポテンシャルは評価されている。「侍ジャパン」が3月に行う欧州代表との強化試合の最終候補メンバーに名を連ねた。「ジャパンのユニホームを着たいとずっと思っていた。選んでいただいたら頑張りたい」と念願の代表入りにも意欲を示した。

 昨季は1軍初出場を果たし、プロ初安打をマークするなど少ない試合数ながら打率・364と今季の飛躍を予感させる打撃を見せた。「全試合に出られるようにという目標はあります」と田村。高卒3年目の若武者が打撃センスを武器にレギュラーを狙う。

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