カープ末包 左膝内側半月板損傷だった 6日から日南2軍C 新井監督「そんなに長期離脱にはならない」
左膝痛で1軍キャンプに帯同していなかった広島・末包昇大外野手(27)が「左膝内側半月板損傷」と診断されたことが2日、明らかになった。1日に広島市内の病院で精密検査を受け、全治は未定。現在は自力で歩行できており、6日からは日南市の東光寺球場で行われる2軍キャンプに合流する。
新井監督は「こちらが思っているほど、重傷じゃなかった。そんなに長期離脱にはならないと思う」と説明。ただ復帰時期は不透明で「焦らず、しっかり治すようにとは伝えている。その都度、痛みの具合をチェックしながらやっているので(復帰が)『いついつ』とは言えない」と完治最優先の方針を示し、本人の心境を思いやった。
末包は1月29日、マツダスタジアムでの自主トレでノック中に負傷。同31日の日南入りは見送られた。本人は1日、広島県廿日市市の大野練習場で報道陣に対応。「開幕前やシーズン中じゃなかったことが、不幸中の幸い。まだ開幕してないので。大外からまくるつもりで頑張ります」と前を向いていた。
今後は5日に日南入りして6日から2軍キャンプでリハビリ。上半身のウエートトレーニングなどを行い、患部のケアに努めていく。今季は4番候補として期待され、年明けにはカブス・鈴木誠也と自主トレを行って多くの収穫を得た末包。思わぬアクシデントに見舞われたが、最善を尽くして復帰を目指していく。