広島・田村の素質はOB前田智徳クラス「うわ、この子はいい」高木豊氏が期待する指導次第で伸びる可能性がある選手

 野球評論家の高木豊氏が4日、自身のYouTubeチャンネルを更新。指導次第で伸びる可能性がある選手に広島の田村俊介外野手ら若手8人の名前を挙げた。

 田村については「この選手は逸材。テレビでティー打撃を見たが、1スイングで『うわ、この子はいい』と思った。間というか雰囲気。いい選手になる」と絶賛した。

 本人と話したとはないといい「だから伝えたい。いろんなことを。まずはどういうバッターになりたいか。ホームランバッターと言ったら頭をカチンとやるかも。でも中距離くらいにはなれると思う」。OBの前田智徳タイプだとし「素質とか見ると前田に近い感じがする。前田も1スイング見たときに、これは違うと思った。高校から来てこんなにできるかと。前田もそうだったが、それを田村にも感じた。将来的にはいい3番になるかも」と期待した。

 阪神の小幡竜平内野手については「伸びたらすごい選手になる。打撃の形もまだまだ完成とは言えない。まず形をつくってあげたい。守備でもちょっとボールに合わせるところがある。逆に言えば、ボールが合ってくるくらいの選手になってほしい」と攻守で遊撃のレギュラー木浪に刺激を与える存在になるよう望んだ。

 ほかにも巨人・萩尾匡也外野手や、DeNAの林琢真内野手、中日・田中幹也内野手、ヤクルト・武岡龍世内野手、ソフトバンク・渡辺陸捕手、日本ハム・今川優馬外野手を挙げ「野球に没頭して、自分たちがプロ野球を背負っていくくらいの自覚をもってやってほしい」と大きく期待を寄せた。

 特に最後に挙げた今川については「インスタをフォローしてるけど、気持ちよくバッカン、バッカン振ってる。試合で何本、その形で打てるのか。相手は崩しにきてるんだから。崩されても打てるような練習をしろ」と指摘。「簡単に言えば同じところしか振っていない。ストライクゾーンにボールは77個入ると言われている。その77個を全部振らないと。100球ずつくらい。そうすると一日に7700くらい振らないと間に合わない」と猛練習を要求し「屈託ない笑顔でチームリーダーにしたいくらい。頑張ってほしい。本当にいいセンスをしているし。いいものを持っているから」と話した。

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