カープ人的補償の日高 移籍後初の実戦形式マウンドを無安打に 「いい緊張感の中でできた」

 シート打撃登板前、入念に準備する日高
 シート打撃登板組の1人してノックを受ける日高(撮影・市尻達拡)
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 「広島春季キャンプ」(8日、日南)

 FA移籍した西川龍馬外野手の人的補償としてオリックスから加入した日高暖己投手(19)がシート打撃に登板した。移籍後初の実戦形式のマウンドで打者4人と対戦し、無安打に封じた。

 新井監督も見つめる中、中村健を右飛、ロベルトと韮沢は中飛。羽月は一失で出塁を許したものの、新天地で上々の滑り出しを見せた。最速は144キロを計測し、直球で押し込む場面が目立った。右腕は「まっすぐで押すというのは(自分の)テーマ。緊張したんですけど、いい緊張感の中でできた」とうなずいた。

 紅白戦も予定されている10日からの第3クールを前に「全力で投げて、いいアピールが出来ればと思います」と気合を入れ直した。プロ初登板をつかみとるため、必死の思いで腕を振り続ける。

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