カープ中村健“ノリ打法”で豪快1号 新フォームに手応えアリ「自分の武器としてやっていいんだ」
「オープン戦、中日0-10広島」(23日、Agreスタジアム北谷)
強い気持ちを持って振り抜いた打球は左翼フェンスを軽々と越えていった。広島・中村健人外野手(26)が五回に豪快な一発。「そこまでの2打席は凡退していたので、『絶対にこの真っすぐだけは逃さない』って思った結果、良いスイングができた」と汗を拭った。
五回2死から内角高めの直球を強振し、スタンドに運んだ。DeNA・宮崎や近鉄などで活躍した中村紀洋氏を参考にしたバットを揺らしてタイミングをとる新フォームで模索する中、「ホームランになってくれたのは自分の中でもうれしかった。これを信じて、自分の武器としてやっていっていいんだと思える一日になった」と現在の取り組みに自信を深めた。
外野の定位置確保へ一戦一戦が正念場。「中村健人を使いたいなって思えるプレーはどんなものかを追求して、自分らしさを出し切りたい」と先を見据えた。