カープ中村健 1軍メンバー残った 3・1合流の師匠・秋山に強烈ライバル心「負けるつもり毛頭ない」
「広島春季キャンプ」(27日、沖縄)
外野の定位置奪取を目指す広島・中村健人外野手(26)が1軍に生き残った。キャンプ終盤での打撃のアピールが実り、新打法にも一定の手応え。3月のオープン戦からは1月に自主トレをともにした秋山も1軍に合流してくる中、「秋山師匠に『今年の健人にはかなわないな』って思わせられるように臨みたい」と対抗心を燃やした。
キャンプ最終日も早出から汗を流した。休日も全て返上し、とにかくバットを振り込んだ1カ月。23日に行われた中日とのオープン戦では左翼へ一発を放つなど、存在感を示した。昨秋から取り組むバットを揺らしてタイミングを取る新フォームで結果が出始め、「ホームランを打てたり、浅いカウントで狙った球を捉えたりできたことが良かった」とうなずいた。
1軍に合流してくる秋山は偉大な先輩でありながら、外野のライバルでもある。「お会いできるということで、(競争は)より一層シビアになると思う。負けるつもりは毛頭ない」と中村健。勝負の3年目。隠すことのない定位置への思いを前面に押し出し、アピールを続けていく。