広島・野間 志願の2軍ハヤテ戦出場「上に秋山さんという高い壁」 自身初の2軍キャンプ調整経て外野1番手獲得へ

 広島・野間峻祥外野手(31)が4日、5日の教育リーグ・くふうハヤテ戦(静岡)に志願して出場することを明かした。8日からの1軍戦出場を前に動きの最終チェックを行うのが狙い。アピール合戦が続いている外野争いでは、秋山との競争にも「負けないように」と意欲を示した。開幕まで1カ月を切る中で、外野のレギュラー候補の1人が最終調整に入る。

 満を持しての1軍合流へ志願の最終調整だ。5日に対戦する、くふうハヤテは今季から2軍に新規参加するチーム。野間は「一打席でも多く打席に立って、少しでも良い感覚で1軍に入れるようにしたい」と出場の狙いを口にした。

 今春キャンプは1軍スタートも、2次キャンプでは沖縄に移動せず、日南に残って2軍で練習を続けてきた。プロ10年目にして初めて調整を任されたキャンプを「自分の時間が多く作れた。充実した時間だった」と納得の表情で振り返る。

 昨季は58安打連続で単打を記録するなど、全106安打中、長打は12本のみ。長打力アップへ、打撃フォームの改良にも取り組んでおり、その作業も最終段階へ突入している。「長打を増やす中で、内角の球に対して(バットを)出しやすいところを探っている。実戦の中でいろいろ試してやっていきたい」。新フォームを自分のものにするために、貴重な実戦の機会は逃さない。

 西川がFAでオリックスに移籍し、空いた外野の枠を争い、田村や久保ら若手がアピール合戦を繰り広げている。その中でも、野間の目標は高く設定されていた。「上に秋山さんという高い壁がいる。しっかりやろうという気持ちにはさせてもらっているので、負けないように頑張ります」。外野の1枠を確保しにいくのではなく、1番手をつかみにいく心意気だ。

 2、3日に由宇で行われた阪神との教育リーグでは、2試合とも先発で出場し、1安打ずつをマーク。「追い込まれてからの対応はある程度、出来ている」と状態は上向きだ。守備でも昨季、最も多く出場した右翼に加え、実戦で中堅と左翼にも就くなど、さまざまなポジションでプレーしており「どこでもって感じなので、しっかり準備したいと思います」と、準備に抜かりはない。

 開幕まで1カ月を切り、試行錯誤できる時間も少なくなっている。「実戦で課題も出てくると思う。その中で微調整は出てくる。それはシーズンを通しても一緒。芯の部分は持ったまま、その場その場で結果を出さないといけないと思うので、一番良い形を探っていきながらやっていきたい」と野間。静岡での最終調整を終え、万全の状態で1軍へ合流する。

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