広島・新井監督が栗林の守護神起用を明言「同じ場所で悔しさを晴らしてほしい」 栗林「期待を裏切らないように」

 躍動感あるフォームで1回無失点と好投した栗林(撮影・市尻達拡)
 9回、マウンドで目を閉じ集中力を高める栗林(撮影・市尻達拡)
 9回を無失点で終えた栗林はチームメートとタッチを交わす(撮影・市尻達拡)
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 「オープン戦、広島0-3中日」(10日、マツダスタジアム)

 広島の新井貴浩監督(47)が試合後、栗林良吏投手(27)を今季、守護神で起用することを明言した。

 この日、オープン戦3試合目の登板となった栗林。九回にマウンドに上がると力強い直球を軸に三者凡退。3試合連続無失点とし、状態の良さを伺わせた。

 栗林は昨季、自己最多の55試合に登板するもセーブ数は入団後最少の18セーブにとどまった。プロ野球史上2人目となる新人から2年連続で30セーブ以上をマークするなど実績は十分。「期待を裏切らないように頑張りたいというのが一番。やらなくちゃいけないというのが一層強い」と決意を新たにした。

 指揮官は「去年の悔しい経験とかもある。こちらとしては同じ場所で悔しさを晴らしてほしい。それができる投手」と栗林のリベンジに期待。栗林は「どこで投げるにしても気持ちは変わらないが、そこ(抑え)で投げるという責任感だけしっかり持って、練習からやっていきたい」と気合十分。6年ぶりの優勝を目指すチームのために、腕を振る。

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