広島の22年ドラ1・斉藤が衝撃の156キロ 日本ハム打線を2回3Kに封じる 地元・北海道で躍動
「オープン戦、日本ハム-広島」(13日、エスコンフィールド)
広島の斉藤優汰投手(19)が最速156キロを投じるなど、圧巻の投球を披露した。「真っすぐはゾーンの中でしっかり勝負していきたいと思っていた。それが出来て良かった」と満足顔で振り返った。
北海道岩見沢市出身の右腕は四回からマウンドへ。名前がコールされると球場から大きな拍手が送られた。
先頭の野村は152キロの直球を詰まらせ、二ゴロ。続く4番・マルティネスへの2球目にはファウルとなったが、156キロを計測。場内はどよめきが起こった。マルティネスは2-2から、152キロで見逃し三振。最後は侍ジャパンにも選出されている万波を、151キロで捕邪飛に打ち取り、三者凡退に。新井監督からも笑みが浮かんだ。
五回もマウンドに上がると、先頭に四球を与えるも後続を断ち、無失点。2回無安打無失点、3奪三振の好投で、凱旋(がいせん)登板を最高の形で終えた。「新井監督の厚意で連れてきてもらって、地元で投げることが出来てすごくありがたい。なんとか0点で抑えることが出来て安心した」と斉藤。将来のエース候補として期待される22年度のドラ1右腕。地元で進化した姿を見せた。