広島・大瀬良 開幕ローテ当確「納得できる球も多かった」術後初の対外試合で3回無安打無失点
「オープン戦、日本ハム1-6広島」(13日、エスコンフィールド)
ギアを上げたこと自体が、何よりの収穫になった。昨秋に右肘を手術した広島・大瀬良大地投手が、術後初めて対外試合に登板。先発して3回を無安打無失点にまとめ、開幕ローテ入りに当確ランプをともした。「(実戦は)今年初めてだったので、もう少し緊張するのかなと思ったが、すんなり入れた。納得できる球も多かった」と笑顔で汗を拭った。
初回は五十幡、松本剛を連続で空振り三振に斬る上々の滑り出し。二回も無失点に封じたが、2死から連続で四球を与えた。「出力を上げようと思ったが、フォームのメカニックが崩れて少し突っ込み気味になった。それも含めて、出力が上がって良かった」。何の不安もなく腕を振り、相手との勝負に挑んだことがプラスの要素になった。
最速151キロを計測した直球の質にも好感触をつかみ「体のことは一切気にせず、終われました」。ここから本番に向けて総仕上げに入る。