広島 大卒2年目・久保が自身初の開幕1軍へ値千金弾&美技で猛アピール「与えられた場面で最高のプレーができるように」

 7回、久保は緒方の打球を好捕する(撮影・市尻達拡)
 9回、左中間席へソロを放った久保はナインとタッチを交わす(撮影・市尻達拡)
 9回、左中間席へソロを放った久保(撮影・市尻達拡)
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 「オープン戦、ソフトバンク2-2広島」(22日、ペイペイドーム)

 広島・久保修外野手(23)が、自身初の開幕1軍入りへ、大きく前進した。

 六回に守備から途中出場。1点ビハインドで迎えた九回に、先頭で打席へ。相手投手・杉山の2球目の直球を迷わず振り抜いた。打球は左翼ホームランテラスへ飛び込む、起死回生の同点ソロ。「まずは塁に出たいと思っていた。しっかりタイミングを合わせた結果、外野は越えてくれと思ったんですけど、入るとは思わなかった。入ってくれてうれしかったです」と振り返った。昨年はウエスタンでも0本塁打だったため“プロ初本塁打”となった一発は最高のアピールとなった。

 得意の守備でも魅せた。七回2死で緒方が放った左中間へのライナー性の打球を、地面すれすれでダイビングキャッチ。「打者のタイプ的に左中間に(打球が)きそうだなと。いい一歩目が切れたので思い切っていきました。(守備は)自分の長所なので、外野に飛べば、自分が取りに行くんだという気持ちで守っている。いいプレーができて良かったなと思います」と汗を拭った。

 オープン戦も残り2試合。「スタメンか、途中からいくか分からないですけど、与えられた場面で最高のプレーができるように、開幕までもっとアピールしていきたいなと思います」と久保。23歳の若武者が、攻守にわたって躍動した。

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