広島・田中広輔様ぁ 出た~不敗神話弾 打てば12連勝!今季初スタメンでハマ撃ち2024年チーム1号

 「DeNA1-5広島」(31日、横浜スタジアム)

 一直線に伸びた打球は、あっという間に右翼スタンドに突き刺さった。チームの緊急事態を救ったのは、田中の鮮やかな一撃。チーム1号となる決勝弾で、敵地のファンに笑顔を届けた。「自分のスイングをしようと心がけた」と自慢の積極性で最高の仕事を示した。

 同点の三回1死。大貫の初球を思い切り振り抜くと、白球は右翼ポールの内側に着弾する今季1号ソロ。連敗で迎えた開幕3戦目で今季初スタメン、シャイナーとレイノルズが不在という状況だった。「出たところで、しっかりと結果を出したい。数多くの打席をもらえるように、今後もいい内容を増やしていきたいと思う」と今後も己の役割を全うしていく。

 田中が本塁打を放てば、チームは20年9月25日のDeNA戦から12連勝となった。春季キャンプでは「年々、自分が思っている以上に反応は遅くなっているとも感じる」と現状を吐露した。だからこそ自ら仕掛ける姿勢を重視する。

 近年は走者がいない場面でもクイックで投球する投手が増えた。そこへの対応と体のブレをなくす狙いで、すり足気味のフォームに変更してオフは汗を流した。新たな取り組みで好結果をもたらす姿が頼もしい。

 新井監督も「いいポイントで、いい反応ができているから(打球が)切れない。彼の技術」と絶賛した。「安心して使ってもらえるように集中してやりたい」と田中。今年も新井カープに背番号2が欠かせない。

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