広島・床田 誓った本拠地白星開幕 唯一無敗のヤクルト斬りへ気合 新井監督「彼に対する期待は今年もすごく大きい」

 広島・床田寛樹投手(29)が1日、本拠地開幕戦となる2日・ヤクルト戦(マツダ)での好投を誓った。ヤクルトは開幕カードの中日戦で負けなしの2勝1分け。村上を中心とする強力打線に対し、長いイニングを見据えた投球プランで封じにかかる。この日はマツダスタジアムで行われた投手練習に参加。昨季、自身初の2桁勝利となる11勝を挙げた勝ち頭がチームを勢いに乗せる。

 暖かい日差しを受けながら、床田が本拠地開幕マウンドへの最終調整を行った。「本拠地で最初に投げられるのはすごくうれしい。なんとか結果を出せるように頑張りたい」とリラックスした表情で意気込んだ。

 相手となるヤクルトは、中日との開幕カードで2勝1分け。12球団で唯一、負けがない。勢いのあるチームに対して、長いイニングを投げきるための“秘策”を用意している。

 「出し惜しみしながら投げたい。理想は前半、3球種ぐらいでしのいで、後半に全球種を(使って)的を絞らせないように出来るのが一番良い」

 今季は、軸となるツーシームに頼りすぎない投球をテーマに掲げ、開幕前には新球チェンジアップの習得や、スライダーの改良に取り組んできた。初登板からその成果を発揮していく構えだ。

 心強いデータもある。床田が本格的にローテ入りし始めた、19年以降(コロナ禍で開幕が6月になった20年を除く)、3、4月の通算成績は9勝4敗と大きく勝ち越し。「春先はもともと得意」とスタートダッシュにも自信をのぞかせた。

 昨季、チームトップの11勝を挙げた左腕に対して新井監督は「彼に対する期待は今年もすごく大きい。楽しみにしている」と話す。床田も「僕が勝てばチームのためになる。イニングをしっかり投げて勝てればいい」と気合十分だ。本拠地初戦での快投で、チームを上昇気流に乗せてみせる。

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