広島・新井監督「何とかしたい、という気持ちは伝わってくる」リーグ&球団ワーストタイの4戦連続完封負けにも

 7回を終えベンチに戻った床田に声を掛ける新井監督(左)=撮影・山口登
 7回、小園が凡退しベンチで渋い表情を見せる新井監督(中央左)=撮影・山口登
 8回、投手交代を告げ、グラウンドを見つめる新井監督(撮影・田中太一)
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 「阪神1-0広島」(9日、甲子園球場)

 広島がリーグ、球団ワースト記録に並ぶ4試合連続完封負けを喫した。昨季のMVP右腕・村上に対し2安打に封じられ、36イニング連続無特異点と貧打は深刻。甲子園では昨季のCSファイナルSを含め11連敗となった。試合後の新井貴浩監督(47)の一問一答は以下の通り。

 -床田は持ち味を発揮した。

 「前回に続いて今回もナイスピッチング。野手も何とか援護してあげたいって思ってるんだけどね。なかなかうまくかみ合わない、かみ合ってこない状況ですけどね。起用しているのは自分なんで。野手みんなの『何とかしたい、何とかしよう』という気持ちは伝わってくる。またあした1日1日断ち切って、あしたに向けていい準備をしてもらいたい」

 -監督自身、きょうはミーティングで野手に声をかけたりは。

 「してないです。野手ももちろん、(4試合)得点がないっていうのは十分分かっているし、何とかしたいっていう気持ちはすごく伝わってくるんで」

 -それが例えばスイングの力みになったりしている部分などは。

 「ちょっとしたところだと思う。ピッチャーはすごく踏ん張ってくれている。点が入ったら、そういう重苦しい雰囲気も晴れてくると思う。いずれにせよ、起用しているのは私なので。また野手のみんなもね、『あしたこそは』と思って、またいい準備をしてもらいたいなと、それだけ」

 -序盤は各打者が粘って、村上に球数を投げせた。きっかけ一つで変わる兆しは。

 「そういうのは、あると思うし。またあしたも『きょうこそは』と思って、またいい準備をして臨んでもらいたい」

 -例えば、スタメンに勝負強い松山を入れるなど、さまざまなプランも練りながら。

 「もちろんもちろん。色んなことを想定しながら、考えながら、臨んではいるんですけどね。そこはなかなかうまくいかないっていうのも、それも全部自分が起用しているので。選手はきょうも『きょうこそ何とか点を取って勝ちたい』と思って球場に入ったと思うので、またあしたも同じ気持ちでね、入ってもらえたらと思います」

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