広島ドラ1・常広がプロ入り後初のシート打撃登板 打者8人に対して安打性は3本 最速は149キロ「ストレートは良いボールもあった」
広島のドラフト1位・常広羽也斗投手(22)=青学大=が17日、山口県岩国市の由宇練習場で、シート打撃に登板。打者8人に対して29球を投じ、安打性の打球は3本。最速は149キロだった。「まずは打者に投げられる状態までこられて良かった。どういうボールで刺せるのか、空振りが取れるのかは打者に投げないと分からない。その辺りを感じられたのが良かった」と振り返った。
赤いグローブを身につけ、マウンドへ上がった常広。プロ入り後初の対打者への投球ということもあり、少し緊張した面持ちで投球練習を行った。
先頭の韮沢に初球を捉えられ、左前打を浴びるも、徐々にギアを上げていった。最後の打者となった林を二ゴロに打ち取ると、首脳陣から「常広ナイス」の声も飛んだ。
直球に加え、フォーク、カーブ、チェンジアップを投じた。「ストレートは良いボールもあったが、はじき返されるボールもあった。変化球に頼らないようにストレートの質や強さは求めていきたい」と先を見据えた。
2月のキャンプでは2軍スタートも、途中から1軍に合流。しかし、調整のペースが上がらず、キャンプ終了後からコンディション面を考慮され、リハビリ組の3軍に合流していた。その後、3月中旬にブリペンでの投球を再開。今月11日には70球を投げ込んでいた。
シート打撃の結果は以下の通り
投手 常広
打者 韮沢 左前打
中村貴 二ゴロ
名原 二ゴロ
佐藤 中前打
中村健 四球
高木 右飛
末包 一塁強襲安打
林 二ゴロ