広島・ドラ1常広 5・6にも実戦デビュー ウエスタン阪神戦 3度目シート登板で中村貴「エグっ」

 本拠地のマウンドでシート打撃に登板した常広(撮影・市尻達拡)
 本拠地のマウンドでシート打撃に登板した常広(撮影・市尻達拡)
 本拠地のマウンドでシート打撃に登板した常広(撮影・市尻達拡)
3枚

 広島のドラフト1位・常広羽也斗投手(22)=青学大=が26日、マツダスタジアムで3度目のシート打撃に登板し、圧巻の投球を示した。ネット裏から松田元オーナー(73)が視察する中、打者8人と対戦して安打性の打球はわずか1本。最速は151キロを計測した上に5奪三振を奪った。早ければ5月6日からのウエスタン・阪神3連戦(由宇)での実戦デビューが有力。ドラ1右腕がいよいよ、ベールを脱ぐ。

 これから主戦場となる舞台で、周囲の期待をさらに高めた。腕をしならせ、常広が勢い良く白球を投げ込んでいく。直球には威力が宿り、変化球も鋭く打者の手元で変化した。打者と勝負するテーマを掲げ「クリアできたかな」と汗を拭った。

 “本拠地初登板”で、味方打者をきりきり舞いさせた。先頭のシャイナーに右前打を許すも、その後は圧巻の内容。中村貴をフォークで空振り三振を奪った際には、中村貴が「エグっ」と声を上げるほどの落差があった。

 2セット目はシャイナーらから3者連続三振を奪うなど計5奪三振。最速151キロでカーブ、フォーク、スライダー、チェンジアップと全球種を投げた。「右打者のアウトコースから外れるような直球が最近多くて」という傾向を踏まえ、修正に注力。「きょうは、はっきりしたボール球が少なかったのは良かった」と収穫を持ち帰った。

 今後は状態面に問題がなければ、5月6日からのウエスタン・阪神3連戦(由宇)で実戦デビューする見込み。調整のペースが上がらず、キャンプ終了後から3軍で調整を続けたが、今月17日に初のシート打撃に登板。一歩ずつ前進してきた。

 「指導者の方、トレーナーの方に付きっきりで、面倒を見てもらっていた。上(1軍)で結果を出すことで、感謝の気持ちを伝えられると思う。まずはしっかり、2軍で結果を出すことを考えている」と実感を込めながら今後を見据えた常広。即戦力ルーキーが力強い一歩を踏み出していく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス