広島がスコアレスドロー 左打者8人起用も力投の九里を援護できず 救援陣が踏ん張りサヨナラは許さず
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「中日0-0広島」(28日、バンテリンドーム)
広島は6投手をつぎ込んだ必死のリレーで終盤再三のピンチをしのぎ、延長十二回引き分けに終わった。
打線は相手先発・高橋宏斗に対し、今季初めて4番に松山を起用するなど、1~8番まで左打者を並べた打線で挑んだ。
しかし、力のある直球と落ちる球に苦しめられ、五回までわずか2安打。得点圏に走者を進めたのも三回の1度と、突破口をなかなか見いだせない。
七回は先頭・松山が右前打を放ち、この日初めて無死から走者を出すも、続く坂倉、宇草が三振に倒れ、得点につなげられなかった。
先発・九里は高橋に負けじと奮闘。三、五、六、七回と得点圏に走者を背負うも、決定打は許さず。7回4安打無失点の粘投で試合をつくった。打線の援護に恵まれず、今季初白星はつかめなかったが、開幕投手の意地を見せた。
救援陣も再三、サヨナラのピンチを招きながらも、無失点で踏ん張った。