広島・新井監督「相手もガラッと配球を変えてきた」秋山先頭打者弾も天敵・村上に5連敗 左打線の狙いも説明
「広島1-7阪神」(30日、マツダスタジアム)
広島は投打で奮わず借金1に逆戻りとなった。天敵の相手先発・村上には昨季のCSも含めて5連敗となり3、4月は10勝11敗3分けの負け越しで終えた。
初回は秋山の自身22発目の先頭打者本塁打で幸先良く先制に成功。だが先発・床田が6回を4安打3失点で2敗目。被弾も長打も浴びていないが、2度の申告敬遠を含めてプロ入り最多の6四死球と制球に苦しんだ。その後も七回に登板した益田が3失点。投手陣全体で相手打線に10四死球を献上した。試合後の新井貴浩監督(47)の一問一答は以下の通り。
-床田は制球を含めて本来の姿ではなかった。
「調子はあまり良くなかったと思うけど、しっかりゲームをつくってくれた。さすがだなと思って見ていました」
-打線が援護したかった。
「ヨーイドンで速い球をパン、パンって捉えて、相手もガラッと配球を変えてきた。そこら辺は、また自分が考えたいなと思います」
-初回先頭打者弾の秋山について。
「間違いなく、状態は上がって来ていると思うね。2カード前ぐらいから、しっかりと速いボールも捉えている。いい感じだと思います。きょうもナイスバッティングだった」
-阪神・村上は試合前時点で右打者の被打率が・263、対左打者が・137。この日はスタメン野手に左打者を7人並べた。
「数字的にはね。ただ、こちらは左バッターが、いいバッターが多いので。もちろん被打率的にはけっこう差があるというのはこっちも分かっているけどね。うちは左バッターにいいバッターが多いから」
-投手陣全体で10四死球。
「そこはね、あえて自分が言わなくても各自分かっていると思うので、また次の登板に向けて、各自が修正して臨んでほしい」