広島鉄壁リリーフで無失点リレー! 六回から延長十二回まで虎打線しのぎ切った!

 延長11回、交代した塹江を迎えた(右から)矢崎、中崎、栗林、島内(撮影・市尻達拡)
 延長12回を締めた黒原(撮影・市尻達拡)
 延長11回、阪神打線の後続を断つ森浦(撮影・田中太一)
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 「広島2-2阪神」(1日、マツダスタジアム)

 広島が耐えて守り抜き、ゲームセットを迎えた。回ってきたバトンを誰一人として落とさなかった。中継ぎ陣がそろって奮闘し、今宵の黒星を消し去った。

 まずは1点差で六回に登板した広島・中崎だ。先頭・森下から始まる相手の中軸を三者凡退。2死を奪って好調・ノイジーには細心の注意を払いながら投球を組み立て、最後はカーブで見逃し三振に仕留めた。4月25日・ヤクルト戦以来、久々の出番も全く意に介さず役割を全うした。

 その後は矢崎を挟み、試合を振り出しに戻した直後の八回は島内が三者凡退。厄介な近本、中野の上位打線に仕事をさせず、流れは相手に渡さなかった。九回は栗林が2死二塁で梅野を148キロ直球で空振り三振。ガッツポーズを繰り出した守護神に惜しみない声援が注がれた。

 延長十回は塹江が木浪、代打・小野寺を連続三振に斬った。近本を遊ゴロに料理して三者凡退に片付けた。左腕は開幕から12試合連続無失点。「より難しい場面でマウンドに上がって『もっといいものを出そう』というのが元々の自分だった。今年はどういう場面でマウンドに上がっても自分の投球ができていることが大きい」と好調の要因を分析していた塹江。ブルペン陣に厚みをもたらす働きが頼もしい。

 十一回は1死一、二塁で森浦はノイジーを二ゴロ併殺、十二回は黒原が三者凡退でミッションを完遂。鉄壁の男たちが5月も一丸でゼロを刻む。

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