打てない広島 早くも5度目の完封負け 引き分け試合含めて26戦中8戦が無得点の貧打ぶり
「広島0-2DeNA」(3日、マツダスタジアム)
広島が今季5度目の完封負けを喫した。すでにスコアレスの引き分けも3度あり、無得点に終わった試合は26戦中8戦となった。5月に入っても、得点力不足に改善の兆しが見られない。
相手先発・東にまたしても抑え込まれた。2点を追う二回は先頭・小園が中前打で出塁するも、不振にあえぐ坂倉が二ゴロ併殺打に倒れて、好機の芽は一瞬にしてついえた。七回は2死から小園と坂倉の連打でこの日初めて得点圏に走者を置くも、1軍昇格したばかりの中村健が中飛に打ち取られて無得点に終わった。
最大の好機となった八回1死二、三塁の場面では、2番手・伊勢の前に代打・松山が一飛、野間が二ゴロに倒れて、球場はため息に包まれた。
これで東に対しては昨年から8戦5敗。天敵の前になすすべなくイニングを重ねていった。
投手陣は先発のアドゥワが6回4安打2失点。初回と二回に1点ずつを失うも、三回からは復調し、直球とスプリットを軸に相手打線を打ち取っていった。