広島は８日、末包昇大外野手を出場選手登録した。丸刈り姿での登場に周囲がざわつく中、フリー打撃で初球を空振りしてしまい、チームメートからいじられる場面もあった。

　４月末に丸刈りにしたという末包。今年２月のキャンプ前に左膝の内側半月板損傷で離脱。リハビリを重ねてその後は順調に歩みを進めてきた。７日はウエスタン・阪神戦（由宇）で待望の今季１号ソロ。茨木の変化球をバックスクリーン左へ突き刺した本人は「下（２軍）で苦しんだ分、上（１軍）でしっかり結果を残したい。昨年の悔しい思いがいっぱいあるので晴らせたら」と闘志を燃やしていた。

　フリー打撃では初球を空振りしてしまい、周囲から「おーーーい！」とツッコミの声を受けた末包。練習開始前には東洋大の後輩にあたる阪神・村上と談笑するシーンもあった。長打力を期待されるスラッガーが、故障を乗り越え、１軍の舞台に戻ってきた。