広島・林チャンスもボールも仕留める! 堂林に代わり今季1軍初昇格

 広島・林晃汰内野手(23)が13日、訪れたチャンスをつかみ取ることに闘志を燃やした。12日に出場選手登録を抹消された堂林に代わり、14日・ヤクルト戦(松山)から今季初めて1軍に昇格することが決定。2軍で注力してきた思い切りのいい打撃を披露し、チームの上位浮上に貢献していく。

 この機会を逃すわけにはいかない。勝率5割からの上位追走へ、ファンも期待する若き大砲が1軍舞台にやってくる。スタートラインに立った林は「しっかり全力を出して、がんばります」と気合をみなぎらせた。

 開幕を2軍で迎えたものの、ここまでウエスタン・リーグでは28試合に出場して打率・240、1本塁打で7打点。「自分のスイングができるように、というのを心がけて毎日やっていた」と明かし「仕留められるようになってきているかなと思う」と実感を込めた。

 特にフォーカスしてきたのは「思い切って振っていく中で(体重を軸足に)残して振れるように」という意識。投球に差し込まれないように心がける一方で「(体が)前にいかないように、挑戦しながらやっていた」とフォームで試行錯誤を重ねてきた。習熟度は高まっており「そういう感覚を試合の中でも出していければ」と実践を誓う。

 チームは現在3位も、87得点と12本塁打はリーグ最少。林は約1年前の昨年5月23日・中日戦で、マツダスタジアム右翼スタンド中段にある「広島銀行 ひろぎん証券」の看板に直撃する本塁打を放っていた。自慢の長打力を見せつけることは、チームの得点力アップにもつながる。「相手投手に対してコンタクトしていけるように、やっていきたい」。成長した姿を示し、自らの存在価値を高めていく。

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