広島 ハッチが5回1失点の粘投も来日初勝利はお預け

 1回、ハッチは大山に右前タイムリーを浴び、中野の生還を許す(撮影・市尻達拡)
 力投するハッチ(撮影・田中太一)
 4回、坂倉(31)が右飛に倒れて悔しがる新井監督(右から2人目)=撮影・立川洋一郎
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 「広島-阪神」(23日、マツダスタジアム)

 先発した広島のトーマス・ハッチ投手(29)が5回5安打1失点の粘投を見せた。

 初回2死二塁のピンチを迎えると、大山に右前適時打を許して先制点を献上。続くノイジーに四球を与えて一、二塁とされたが渡辺を空振り三振に斬って、追加点は与えなかった。

 三回は先頭・近本に二塁打。中野への死球、森下に四球で無死満塁の大ピンチを招いた。だが大山を一飛に料理すると、ノイジーを三ゴロ併殺に打ち取って無失点で切り抜けた。五回も無死一、二塁で得点を与えず、初回の1点のみでしのいだ右腕。打席が巡った五回に代打を送られて勝ち投手の権利は手にできなかったが、自身の役目を果たした。

 登板予定だった一戦が雨の影響で何度も流れ、4月25日・ヤクルト戦(神宮)以来のマウンド。今季4試合目で最多の7三振を奪うなど、収穫の多い88球となった。

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