5時間超の死闘制した広島・新井監督 ブルペン総動員、有事の際は「矢野かキクにいってもらおうと思っていた」【一問一答】

 10回表終了時、選手交代を告げ、鼓舞する新井監督(撮影・佐々木彰尚)
 新井監督(中央)から祝福されたプロ入り初セーブの河野(左)とプロ入り初勝利の黒原(撮影・佐々木彰尚)
 勝利に喜ぶ広島ナイン(撮影・佐々木彰尚)
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 「DeNA6-9広島」(25日、横浜スタジアム)

 広島が5時間16分に及ぶ死闘を制し、今季最多タイの貯金4とした。新井貴浩監督は2日連続延長戦で勝利したナインを「間違いなく、戦いながら強くなってきていると思います」と称賛した。

 延長十二回は河野が登板。ブルペンに残された投手はいないという状況になった中、有事の際には「矢野かキク(菊池)に行ってもらおうと思ってました」と明かした。以下、新井監督の主な一問一答。

  ◇  ◇

 -連日の延長戦での勝利。

 「そうやね。ほんとにウチらしい、全員でたぐり寄せた勝利だったと思います。みんなよく頑張ってくれた」

 -坂倉も前日は得点圏で打てなかったが、この日は決勝打。

 「状態自体はね、間違いなく上がってきているし、昨日は昨日、今日は今日。ナイスバッティングだったね」

 -2死走者なしからの得点が目立った。

 「チーム全体にね、粘りが出てきてるんです。先制して追い越されても、絶対に追いつくと。で、ツーアウトからでも粘り強く攻撃していくというね、そういうチーム全体の粘りが出てきてる」

 -同点の九回に栗林を投入した。

 「あそこはもう3番から始まるとこだったし、もう栗林しかいないので、行ってもらいました」

 -リリーフ陣がみんな頑張った中で、黒原はようやくプロ初勝利を挙げた。

 「ここまでね、長かったと思うけどね。期待してるものは大きいし、今日がスタートだと思って、また頑張ってもらいたいですね。おめでとうございます。おめでとうと」

 -采配も当たった。

 「いやいやいやいや、私の采配というよりね、頑張ってくれた選手に感謝したいと思います」

 -延長十二回、河野にアクシデントがあった場合は投手が残っておらず、どうするつもりだったのか。

 「矢野かキク(菊池)に行ってもらおうと思ってました。アツ(会沢)が残ってたんで。あと、ガチャガチャとして、矢野かキクかに行ってもらおうと思いました」

 -十二回も想定しながらあの継投に?

 「うん、そうやね。結構連投してるピッチャーがいたんで。明日もまだね、試合があるからね。色々考えて」

 -昨日は移動ゲーム、今日はナイターデー。勝つと引き分けでも大きく違う。

 「本当ね、昨日の試合といい今日の試合といい、さっきも言ったけど、チーム全体の粘りというのも出て来ているし、みんなの気持ち、絶対に勝つ、追い付く、追い越すというね。そういう気持ち、雰囲気はすごく伝わってきます。いつも言ってるんだけど、自分たちは戦いながら強くなっていく。間違いなく、戦いながら強くなってきていると思います」

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