広島・新井監督「ガンガン攻めていく」 28日開幕交流戦へ失敗恐れない! 末包も呼応「どんどん行きたい」

 積極野球で交流戦に挑む新井監督
 交流戦でも積極的な打撃を貫く末包
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 「日本生命セ・パ交流戦2024」がきょう28日から開幕する。パ・リーグとの戦いを前に、広島・新井貴浩監督(47)は「ガンガン攻めていきます」とリーグ戦同様の積極野球で挑むスタンスを示した。毎年鬼門と言われてきた交流戦だが、昨季は勝率5割で乗り切ってリーグ2位に躍進した。貯金5から始まる戦いで、さらなる上昇気流に乗っていく。

 鬼門と言われ続けた過去には昨年で別れを告げた。相手が変わっても、果敢に挑む姿勢は同じ。交流戦を前に新井監督は「1カード3試合しかないでしょ。あっという間に終わるからね。今まで通りガンガン攻めていきます。守る方でも走る方でも失敗を恐れずに」とアグレッシブさを前面に押し出す考えを示した。

 指揮官の言葉に、中軸を担う末包も呼応。昨年は西武・隅田から一発を放ち、当時楽天の松井(現パドレス)から二塁打をマークした。「(各チームと1カードの対戦なので)どんどん、どんどん行きたい」と積極的な打撃を貫いていく。

 まずは本拠地で昨季のパ・リーグ王者、オリックスを迎え撃つ。昨年の対戦は1勝2敗だが、6年ぶりにオリックス戦で勝利をつかんだ。まずは最初のカードで弾みをつけ、好発進を決めたい。

 31日からはリーグ首位を快走するソフトバンクと敵地で3連戦。指名打者候補に指揮官は「まっちゃん(松山)とかベテランを使うのか、若い選手が入るのか。まだ決めていない」と話した。打線全体のバランス、相手との相性なども踏まえて最善策を施していく。

 チームは前カードで今季2度目の3連勝を収め、首位・阪神とは0・5差の2位。先週末のDeNA3連戦は2戦連続の延長戦を制し、26日も接戦を勝ち切った。投手陣は隙を与えず、打線は各自が着実に役割を果たしながら得点。上昇ムードが確実に漂っている。

 昨年は交流戦前の段階で貯金2。パ・リーグ相手の戦いを9勝9敗で終え、最終的にレギュラーシーズン2位になった。現在は貯金5。がっちり投打がかみ合った状態で交流戦を迎えられるだけに、昨季以上の高みを目指せる状況にある。

 22年までは開催3季連続最下位、4季連続負け越しを味わった交流戦。だが昨年は当時オリックスの山本(現ドジャース)、ロッテ・佐々木ら好投手との戦いが続いた中で勝率5割と善戦。「やっぱりレギュラーシーズンに戻って自信になったと思う」と指揮官。強敵との真剣勝負がナインとチームの成長につながったと実感を込めた。

 ペナントレースの行方を占う重要な18試合。「苦手意識なんかサラサラないし、しっかりと戦っていきたいなって。それだけしかないですよ」と新井監督。泰然自若の構えで白星を積み上げる。

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