広島・九里 投打で奮闘実らず 粘投6回0封&2打点も2勝目スルリ 石原と3年ぶりバッテリー「うまくやってくれた」

 「広島2-8オリックス」(30日、マツダスタジアム)

 普段はマウンド上で気迫を見せる広島・九里亜蓮投手が、一塁ファウルゾーンで渾身(こんしん)のガッツポーズを見せた。四回に右犠飛で2点目をもたらし、自身初の1試合複数打点をマーク。投げても6回3安打無失点の好投を披露した。2勝目はつかめなかったが、中11日でのリスタート登板の結果は上々のものだった。

 「石原がいろんなボールを使ってリードしてくれたと思いますし、うまくやってくれたなと思います」

 石原とは2021年以来3年ぶり2度目の先発バッテリー。序盤は毎回走者を背負った。四回は無死満塁のピンチを背負うも無失点。「変に考えすぎずに最少失点でしのぐという気持ちで投げた」という割り切りの姿勢が粘りにつながった。

 打者としては二回1死一、三塁から試みたセーフティースクイズが、投手・斎藤の本塁悪送球を誘って先制点を呼び込んだ(記録は犠打野選で打点1)。さらに四回1死三塁では自身初の犠飛で2打点の活躍。「そこはあんまり…。たまたまです」と多くは語らなかったものの、先発投手陣で床田、森下に続くバットでの貢献に新井監督も「彼は打席でも気持ちが出る選手なので食らいついていったんだと思う」と評価した。

 8戦目にして今季初勝利をつかんだ19日・巨人戦から登録抹消を挟み、中11日での登板。リフレッシュを終えた右腕が再びチームをもり立てる。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス