広島・新井監督 敗戦にも光 スタメン起用・羽月が攻&走でチャンスメーク

 選手交代を告げる新井監督(撮影・市尻達拡)
 6回、二盗を決める羽月(撮影・市尻達拡)
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 「ソフトバンク2-1広島」(31日、みずほペイペイドーム)

 若鷹軍団を相手に、がっぷり四つに組んだ。セ・パ首位対決にふさわしい接戦に持ち込んだが、同点の八回1死一、三塁で広島・島内颯太郎投手が栗原に勝ち越し犠飛を許した。チームはみずほペイペイドームで21年から2分けを挟んで5連敗。新井監督は「島内とはいえど、点を取られる時はあるから、次の登板に備えてもらいたい」とセットアッパーの背中を押した。

 相手先発・モイネロに七回まで3安打と封じられ9三振を喫する展開。六回からは3イニング続けて得点圏に走者を進めるも無得点に終わった。指揮官は「いいところまでは行っているので。あとは自分が考えたいと思います」と敗戦を受け止めた。

 少ない好機を演出したのは「9番・指名打者」で先発出場した羽月だ。六回先頭ではモイネロの初球スライダーを中前へ運んで出塁し、秋山の2球目に二盗を決めた。三回は二盗失敗。2度目のトライで“甲斐キャノン”をかいくぐり「日本を代表する捕手。そう簡単には決められないと思っていたけど、きょう1試合でいい成長ができたかなと思います」と収穫を持ち帰った。

 好投手・モイネロ相手に起用した新井監督は「内野安打もあるし、塁に出てくれたら走塁と打撃の両面でプレッシャーをかけられるし、羽月に行ってもらった。期待通りのプレーをしてくれた」と高く評価した。あらゆる策を施して、まずは6月初戦で連敗を止める。

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