広島・田中が九回2死から起死回生の同点3ラン「割り切っていきました。感触も良かった」

 9回、右越え3ランを放った田中は力強く拳を握る(撮影・市尻達拡)
 9回、右越え3ランを放った田中はナインとタッチを交わす(撮影・市尻達拡)
 9回、田中は右越え3ランを放つ(撮影・市尻達拡)
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 「ソフトバンク-広島」(2日、みずほペイペイドーム)

 広島が田中広輔内野手(34)が値千金の一発を放って試合を振り出しに戻した。

 3点を追う九回2死一、二塁。ヘルナンデスの高め直球に鋭く反応すると、打球は右翼スタンドに突き刺さる同点3ランとなった。あと1アウトで試合終了という崖っぷちから最高の結果につなげ、ベンチは大興奮に包まれた。

 チームは1日の同戦で完封負け。この日も八回まで得点を奪えず本塁が遠い状況が続いていた。そんな重苦しい雰囲気を払拭(ふっしょく)したベテランの一撃。田中本人は「割り切っていきました。感触も良かったですし、同点に追いつくことができて良かったです」と振り返った。

 相手のヘルナンデスは試合前時点で防御率0・00。今季まだ失点していなかった相手左腕の牙城を崩す一発となった。

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