初ノーノー快挙の広島・大瀬良大地「まだちょっと信じられない」 野間「九回まで気づかず、すごい声援だなと。一気に緊張」小園「足震えた」

 ノーヒットノーランを達成し、ナインから祝福される大瀬良(撮影・市尻達拡)
 ノーヒットノーランの記念球を野間からもらう大瀬良(撮影・市尻達拡)
 先発し力投する大瀬良(撮影・市尻達拡)
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 「広島4-0ロッテ」(7日、マツダスタジアム)

 広島・大瀬良大地投手(32)が史上90人目(102度目)のノーヒットノーランを達成した。自身初の金字塔で、球団では2012年の前田健太(現タイガース)以来12年ぶりとなる。

 ヒーローインタビューで大瀬良は「ちょっとまだ信じられない。自分のことじゃないような気持ち。そういったものには無縁だと。九回はここまできたらと思って、最後の気力を振り絞って投げました」と、夢見心地で振り返った。

 ともにヒーローインタビューに上がった野間は「おめでとうございます。九回まで気づかなくて、すごい声援だなと。完封だからなと思っていたら、スコアボードみたらゼロだった。一気に緊張しました」と笑わせ、小園も「試合中は足が震えてた。最高の誕生日プレゼントをもらいました」と、感謝した。

 初回を三者凡退に片付けると、二回は30球を費やしながらも無失点。三、四、五回はいずれも三者凡退で相手打線を寄せ付けず、スコアボードに0を刻み続けた。

 味方の援護を受け、六回以降も隙を与えない大瀬良。2019年以来5年ぶりのロッテ戦登板となったが、シーズン同様の安定感を発揮した。八回までに3四球で走者を許し、九回2死から2者連続四球を許したが、最後はポランコを右飛に打ち取った。Hランプはともさせずマウンドに君臨した。今季最多129球の熱投。ナインから祝福のウォーターシャワーを浴びた。

 球団でのノーヒットノーラン達成は外木場義郎(3度)、藤本和宏、佐々岡真司、前田健太に次いで5人目7度目。マツダスタジアムでの達成は初めてとなった。

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