広島・大瀬良「人生で初めて」快挙ノーヒットノーラン ウイニングボールは「息子に渡します」【一問一答】
「広島4-0ロッテ」(7日、マツダスタジアム)
広島の大瀬良大地投手(32)が7日、マツダスタジアムで行われたロッテ①戦でノーヒットノーランを達成した。達成は5月24日の巨人・戸郷以来で史上90人目、通算102度目。広島球団では2012年の前田健太(現メジャー、タイガース)以来5人目(通算7度目)の快挙となった。大瀬良はウイニングボールを「息子に渡す」と喜びを語った。大瀬良との一問一答は以下の通り。
◇ ◇
-どのタイミングでノーノーを意識したのか。
「五回くらいで『あ、打たれてないな』とは思ったんですけど、行っても七回途中くらいにポテンと1本打たれるのかなと思いながら、そこからどうやってピッチングしようかなと考えていましたね」
-最後の打者・ポランコの前にマウンドにナインが集まった。言葉は。
「菊さんが率先して、『あと1個取りに行くよ、頑張れ』って言ってくれて。(自分が)『打たせるから頼むよ』と言って、(みんなが)散っていきました」
-監督は一度も声をかけにいかなかったと言っていた。
「そうですね、言われてみれば。いけそうな感じだったのでいかせてくれるのかなという感じでチラチラ横目で見ながらやっていました」
-今日はどのボールが良かったのか。
「特に何が良かったというのはないんですけど、強いて言うなら低めの良いところに集まっていた。のらりくらり。ゴロアウトが多かったと思うんですけど、こういうピッチングをしたいなと思って投げていてそれが良かった」
-アマチュア時代にノーノーの経験は。
「参考記録ならあるんですけど、九回までっていうのは人生で初めてですね」
-ウイニングボールは。
「考えてないですけど、とりあえず妻と息子に。息子の遊び道具になるかもしれないですけど(笑)。とりあえず息子に渡してみます」
-球団では2012年の前田健太以来のノーノー達成。
「ハマスタのやつですよね。映像は何度も見る機会があって、『すげえな』と思っていた。今もちょこちょこ連絡も取ったりしていますけど、勝手に頑張る糧にさせてもらいながらやらせてもらっています」
◆大瀬良、1829日ぶり交流戦勝利 大瀬良の交流戦白星は2019年6月5日・西武戦以来、1829日ぶり。同12日・日本ハム戦から前回登板の24年5月31日・ソフトバンク戦まで11試合で7連敗中だった。なお、マツダスタジアムでのノーヒットノーラン達成は今回が初。さらに大瀬良は同球場通算43勝目で歴代単独2位に。トップは前田健太の45勝。