７日のロッテ戦（マツダ）で史上９０人目のノーヒットノーランを達成した広島の大瀬良大地投手（３２）が８日、一夜明け、取材に対応した。

　昨夜は１時ごろにベッドに入るも「さすがに寝付きは良くなかったです」と苦笑い。「たくさんの方から連絡をいただいて、ちょっとずつ実感も湧いてます」と話した。反響の大きさは「ドラフトにかかった時ぐらいの連絡もらったんじゃないかな」と振り返った。

　また、祝福の声は海の向こうからも届いた。「マクブルームからもＬＩＮＥが入っていて、見ててくれたんだなと。すごくうれしかったです」と昨季まで在籍した助っ人からの祝福に笑顔だった。

　球団では２０１２年の前田健太（現タイガース）以来、１２年ぶりの偉業達成。その先輩右腕からも連絡があったと明かし「連絡をいただいて『おめでとう』と言っていただきました」と話した。

　この日は、グランドに姿を現すと菊地原投手コーチと会話を交わすなど、軽めの調整を行った。「久々に感動することが出来た。先発は頑張ってますけど、なかなか完投することがなくて、リリーバーに頑張ってもらっていた。少し（救援陣が）休憩してもらえる形になって僕自身もうれしい。次の登板が大事になると思う。しっかり準備していきたい」と締めくくった。

　町も祝福ムードに包まれている。ＲＣＣテレビでは右腕のノーノーを記念し、この日の１３時から緊急特番を生放送。大瀬良本人も生出演する。

　マツダスタジアムではこの日限定で「ノーノー達成記念パフェ」を数量限定の５００円で発売。売店には長蛇の列ができていた。