広島・九里が気迫の完封勝利 130球の熱投「死ぬ気で抑えるつもりでマウンドへいった」
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「西武0-5広島」(13日、ベルーナドーム)
広島の九里亜蓮投手が2安打完封勝利を挙げた。2023年8月以来、自身6度目の完封星。「八回終わった時に監督さんに『どうする』と聞かれて『いかせてください』と言ったので死ぬ気で抑えるつもりでマウンドに上がりました」と130球の熱投を振り返った。
初回は25球を費やす立ち上がり。「初回に球数を使ってしまったので、なんとか二回からはテンポよく投げようと思って先に点を与えないように投げてました」。二回以降は省エネに徹し、相手に三塁すら踏ませなかった。
続投した九回は2死から陽川の右翼フェンス際への打球を右翼手・大盛がジャンピングキャッチ。「最後、入らないでくれと祈ってボールの行方を見ていたんですけど、大盛が良いプレーで取ってくれたので本当にありがたいです」と後輩をねぎらった。
開幕投手からの7戦未勝利から3連勝。右中間スタンドを真っ赤に染めたカープファンに「本当に力をもらいました!」と感謝し、充実の表情でグラウンドを後にした。