広島 育成ドラ2・佐藤が2軍戦で再出発の2安打 自己評価は厳しめ「安打は出たけど1軍で通用する打撃はできていない」

 「ウエスタン、広島2-5中日」(21日、由宇球場)

 広島の育成ドラフト2位・佐藤啓介内野手(静岡大)が2軍降格後初の試合に臨み、4打数2安打でリスタートを切った。

 「1番・二塁」でスタメン出場すると、三回先頭での2打席目で弱い当たりながらも遊撃への内野安打。悪送球も重なり二塁にも進塁した。さらに5点を追う七回2死一塁では三遊間をしぶとく破る左前打をマーク。つなぎの姿勢を示し、得点につながった。

 ウエスタンでは今季15度目の複数安打。2軍合流後の初戦で結果を出したものの、「結果的には安打が2本出たけど、内容的には1軍に通用する打撃はできていない」と厳しめの自己採点を下し、「しっかり甘い球に1球で仕留めること、なかなかタイミングやいろんな部分の狂いもあって、まだまだ」と現状を見つめた。

 佐藤は7日に育成から支配下に昇格。9日に1軍昇格を果たし、11日・西武戦でプロ初安打をマークしていたが、13打数2安打で19日に1軍登録を抹消されていた。

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