広島 12度目完封負けも新井監督「いいところまで形をつくれている」

 7回、果敢な走塁をした野間を迎える新井監督(撮影・市尻達拡)
 6回、笑顔でベンチに戻る床田(撮影・市尻達拡)
 4回見逃し三振に倒れ、ベンチに戻る小園(撮影・市尻達拡)
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 「中日1-0広島」(21日、バンテリンドーム)

 広島が両リーグワーストとなる今季12度目の完封負けを喫し、リーグ戦再開初戦を落とした。

 打線は相手先発・高橋宏に苦戦した。二、三、四回は先頭が出塁するも無得点。1点を追う七回は1死二、三塁で代打・松山、菊池が凡退するなど1点が遠かった。

 5戦ぶりにスタメン復帰した野間はマルチ安打と存在感を示し、小園は猛打賞でヤクルト・サンタナと並ぶリーグトップタイの72安打とした。先発・床田は無援に泣き、7回1失点で4敗目。以下、新井貴浩監督(47)の一問一答。

 -床田は結果的に一発が決勝点に。

 「最少失点で抑えているわけだから。ナイスピッチングだと思いますよ」

 -だからこそ打線が援護したかった。

 「そうだね。相手もいい投手だし、攻撃陣もいいところまでいくんだけど、そこはやっぱりね。さすが防御率0点台の投手だなと思います」

 -序盤は先頭打者が出塁しながら攻撃。

 「(相手が)いい投手なので、ある程度リスクを覚悟しながら攻めていこうと思っていますし、そういう中で要所要所でいいピッチングをされたなと思う」

 -高橋宏に対し、対策は講じていたと思うが。

 「もちろん、いろんなものを頭に入れて準備していってはいるけど、やっぱり9回投げて1点取られない投手だから。でも、いいところまで(攻撃の)形をつくれているとは思うので、また明日につなげていきたい」

 -中日戦は今季8試合目で、無得点試合は6度目と苦戦が続く。

 「全然、自分はそういう意識はないし、まだまだたくさん対戦が残っている。そこは全然何とも思ってない」

 -守備では小園、堂林選手が好守で床田をもり立てた。

 「トコもナイスピッチングだったし、バックもいい守備で引き締まっていたと思います」

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