“森下劇場”で広島が快勝 マダックス&猛打賞の同時達成 今季初の週頭登板で大暴れ「ほっとしています」

 「マダックス」を達成し、記念球を堂林からもらった森下(撮影・市尻達拡)
 「マダックス」を達成し、会沢とガッチリ握手する森下(撮影・市尻達拡)
 6回、右前打を放った森下(撮影・市尻達拡)
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 「広島3-0ヤクルト」(25日、マツダスタジアム)

 広島の森下暢仁投手(26)が100球以内で完封する“マダックス”と猛打賞を同時にマークする大暴れ。「良いスタートが切れたら良いなと思ってマウンドに上がったので、ほっとしています」と、雨の中のお立ち台で汗を拭った。

 走者を背負ったのは二回と六回のみ。唯一のピンチだった六回も「とにかくアウトを取ることだけを考えていた」と西川、丸山和を内野ゴロに仕留めた。直後の攻撃で味方が会沢の適時打などで3点を先制。「ここで追加点がほしいなという場面で打ってくれたので、本当に完封を狙うぞ、という気持ちになりました」と七回以降はギアを上げ、9者連続でアウトを積み重ねた。

 打っても今季2度目の猛打賞で打率は・429まで上昇。前日に打撃で競い合っている同僚の床田から「『1本ヒット打っていいよ』と言われた」と連絡を取り合ったと明かし「打てて良かったです」と笑顔を見せた。

 今季6勝目を手にし、防御率はリーグ5位の1・58と安定感抜群。鯉の背番号18が頼もしすぎる活躍でチームを快勝に導いた。

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