広島・九里が熱投4連勝! 初回の援護背に7回1失点 今季初“ツバメ斬り”

 気迫あふれる投球で、7回1失点と好投した九里(撮影・市尻達拡)
 1回を投げ終えた九里は手を上げる(撮影・市尻達拡))
 好投し充実感をにじませる九里(撮影・市尻達拡)
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 「広島5-1ヤクルト」(26日、マツダスタジアム)

 7回を投げ切った広島・九里亜蓮投手は、グラブをたたいて感情を表現した。決して本調子ではなくても、今季初の“ツバメ斬り”を遂行。「先に点を与えないようにと思ってマウンドに上がりました。攻撃につながるようなピッチングを心がけました」と笑顔。7回5安打1失点(自責点0)で2020年9月28日~10月27日以来、4年ぶりの自身4連勝で4勝目を手にした。

 2点リードの二回は2死二、三塁のピンチを招くも、中村を三直に退けて得点を許さなかった。三回は味方の失策などで2死三塁とされ、長岡の適時打で1点差に詰め寄られた。しかし、ここで崩れない。続くサンタナにはフルカウントからの6球目にフォークを投げてファウル。7球目は同じ球種を続けた。「思い切って腕を振って、ゾーンの中で勝負しようという気持ちで投げていました」と攻めの気持ちを貫き、空振り三振に斬った。

 「マウンドに上がってそんなに(調子が)いいとは自分でも思わなかったけど、いい時ばかりじゃない。坂倉がいろんなボールを使ってリードしてくれた結果、最少失点でいけた」と女房役に感謝した。

 自身初の開幕投手を務めた今季は、初登板から7戦続けて勝ち星から遠ざかったが、これで自身の星勘定も4勝4敗のタイに戻した。「自分の勝ち負けよりも、チームが何とか勝てればと思っている。気持ち的なところは変えずに」と九里。頼れる男が波に乗ってきた。

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