広島・大瀬良が6回1/3無失点の好投 35回1/3連続無失点で球団歴代単独2位の浮上 自身開幕5連勝の権利

 巨人打線を相手に力投する大瀬良(撮影・佐藤厚)
 1回、丸から見逃し三振を奪う大瀬良(撮影・佐藤厚)
 1回、遊撃手矢野の好守備に親指を立てる大瀬良
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 「巨人-広島」(29日、東京ドーム)

 広島の大瀬良大地投手(33)が6回1/3を4安打無失点の好投。5試合連続無失点と安定感抜群の投球で、今季5勝目の権利を手にし、降板した。

 初回は丸、ヘルナンデスから見逃し三振を奪い、最高の滑り出し。二回に1点の先制点をプレゼントされると、波に乗った。四回にこの日初安打となる二塁打をヘルナンデスに許すも、岡本を遊飛に打ち取り、ピンチを脱した。

 しかし、球数が100を超えた七回。先頭の吉川尚に右前打を浴びると、1死後、岡本に左翼線への二塁打を許し、二、三塁となったところで新井監督が交代を告げた。大粒の汗を拭いながら、悔しそうな表情を浮かべた右腕。降板後はベンチ最前列から声を張り上げた。

 あとを継いだ塹江、森浦が大城、岸田を打ち取り、同点の危機を“執念継投”で脱出した。

 また、5月24日・DeNA戦(横浜)の二回から続く連続無失点を35回1/3まで伸ばし、球団歴代2位に浮上。同1位の09年大竹寛がマークした43イニングも視野に入ってきた。

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