広島がわずか3安打で巨人に競り勝つ 菊池が九回に決勝弾 大瀬良は無失点記録35回1/3まで継続

 9回、左越えソロを放った菊池(右)
 9回、菊池は左越えに勝ち越しの6号ソロを放つ(撮影・佐藤厚)
 巨人打線を相手に力投する大瀬良(撮影・佐藤厚)
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 「巨人1-2広島」(29日、東京ドーム)

 広島がわずか3安打で競り勝った。

 先制は二回。1死から4試合ぶりのスタメンだった二俣が右中間への二塁打で出塁。続く3試合ぶりスタメンの矢野が左翼線への適時打を放ち、1点リードを奪った。

 1-1の九回には菊池が左翼席へ値千金の6号ソロ。巨人守護神を打ち砕き、これが決勝点となった。

 先発・大瀬良は抜群の投球内容を披露。初回は丸、ヘルナンデスから見逃し三振を奪い、最高の滑り出し。四回にこの日初安打となる二塁打をヘルナンデスに許すも、岡本を遊飛に打ち取り、ピンチを脱出した。

 七回に吉川尚、岡本に安打を浴び、1死二、三塁となった所で新井監督が交代を告げた。大瀬良は6回1/3を4安打無失点で降板。後を継いだ塹江が1球で大城を一ゴロ、森浦が岸田を三球三振に抑え無失点で切り抜けると、笑顔でベンチに迎え入れた。

 また、5月24日・DeNA戦(横浜)の二回から続く連続無失点を35回1/3まで伸ばし、球団歴代2位に浮上。同1位の09年大竹寛がマークした43イニングも視野に入ってきた。

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