広島・新井監督 1-0の八回2死満塁で島内に直接ゲキ「ド真ん中に投げ込んでこい」同点打献上も「彼に対する信頼は変わらない」一問一答

 8回、マウンドへ行きナインにげきを飛ばし、ベンチへ戻る新井監督(撮影・佐藤厚)
 8回、マウンドへ行きナインにげきを飛ばす新井監督(中央)=撮影・佐藤厚
 8回に登板し、5勝目を挙げた島内
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 「巨人1-2広島」(29日、東京ドーム)

 広島が4戦全敗だった東京ドームで今季初勝利を挙げた。新井貴浩監督は1-0の八回2死満塁で、マウンドに直接出向いてセットアッパー・島内を鼓舞する行動に出た。結果的に同点に追いつかれたものの、「彼に対する信頼は変わらないです」と強調した。以下、新井監督の主な一問一答。

  ◇  ◇

 (テレビインタビューで)

 -接戦を勝利した。

 「本当に私もシビれましたし、選手もシビれた中でよく頑張ってくれたと思います」

 -先発・大瀬良が盤石の投球。

 「大地は今日も本当に粘り強く素晴らしいピッチングだったと思う。ジャイアンツ打線も振れている打者も多い中、この球場で細心の注意を払いながら丁寧に投げてくれた」

 -六回は1死二、三塁となったところで継投を決断した。

 「あそこは球数もありますけど、ウチにはブルペン陣にいい投手がたくさんいる。そこは何としても逃げ切るぞという意思表示でした」

 -八回にはマウンドに行き、島内に言葉をかけた。

 「相手はジャイアンツが一番振れている怖い打者(ヘルナンデス)。そんなの関係ないから、思い切って腕振って、ド真ん中に投げ込んでこいと伝えました。島内も気持ちのこもった球でしたし、堂林も惜しいプレーでした。その後、岡本選手を抑えて追い越されなかったのが大きいと思う」

 -直後の球界に菊池が決勝弾。

 「期待していましたね。本当に期待通りの前で拾ってくれた彼らしい本塁打だったと思います」

 (囲み取材で)

 -攻撃は三者凡退がずっと続いた。

 「それはそんなにね、簡単に、相手もいいピッチャーなんで。調子も良かったですし。3者凡退というよりは、よし、次の回しっかり守るぞ、ピッチャー頼むぞ、バックもしっかり守るぞという気持ちでした。それがウチのスタイルなので。今日もいいプレーたくさんありましたけど、それでロースコアを逃げ切るというのが、ウチが今やっている野球なので」

 -島内は6月、少し失点が続いている。信頼はどうか。

 「変わらない。うん、変わらない。今シーズンは特にタフな打順がすごく多いから。フィジカル的じゃなしに、精神的にも負担があると思うんですけど、彼に対する信頼は変わらないですし、ボールを見たら、全然いいボールがいっている。そういう流れがあるから、年間長いから。そういうときというのはどうしてもある。ただ彼のボールを見たらね、信頼は変わらない」

 -末包は肉離れだった。

 「ちょっと時間かかりそうなんで、こっちも焦らせるつもりはないし。(復帰が)オールスター後になることは間違いないです」

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