広島・大瀬良が“宿敵斬り”の好投 5勝目ならずも7回途中無失点で連続無失点は35回1/3まで伸びる「チームみんなの記録」

 巨人打線を相手に力投する大瀬良(撮影・佐藤厚)
 7回、塹江(右)にマウンドを譲る大瀬良(撮影・佐藤厚)
 好投した大瀬良(左)を出迎える新井監督(右)=撮影・佐藤厚
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 「巨人1-2広島」(29日、東京ドーム)

 広島の大瀬良大地投手(33)が6回1/3を4安打無失点の好投。「甘いボールもありましたけど、決まったボールも多かった。のらりくらり打たせて取れたかなという感じがします」と振り返った。

 “宿敵封じ”に燃えていた。前夜にサヨナラ弾を放った丸だ。28日の試合後に新井監督は「ちょっと手をつけられないような感じ」とコメント。これを目にし「じゃあ、ちょっと僕がなんとか手をつけてやろうとかなと、気合入れて」と気持ちを高ぶらせていた。

 言葉通り、丸を3打数無安打、1奪三振に抑え込んだ右腕。「なんとか結果的には打たせずに済んで、そこは良かったかなと思います」と汗を拭った。

 そして、5月24日・DeNA戦(横浜)の二回から続く連続無失点を35回1/3まで伸ばし、球団歴代2位に浮上。「本当に守ってくれているおかげというのはある」と野手陣に感謝。「僕が投げている時はチームとして、0を継続できていると捉えている。僕だけじゃなくてチームみんなの記録」と話した。

 同1位は09年に大竹寛がマークした43イニング。「1イニング1イニングの積み重ねなので、また次の登板の初回、頑張りたいなと思います」と笑顔で先を見据えた。

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