広島・小園誓った才木攻略 首位固めへ8年前の再現で難敵仕留める 高校時代に2安打

 阪神戦へ向け意気込む小園
 報徳時代の小園
 須磨翔風時代の才木
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 難敵撃ちで7月戦線も堅首じゃ!広島・小園海斗内野手(24)が1日、才木攻略に闘志を燃やした。2日・阪神戦(マツダ)の相手先発とはプロで通算3打数1安打。報徳学園で1年生だった2016年には当時、須磨翔風のエースだった才木と対戦して2安打放ちチームを勝利に導いた。8年前の再現で、首位に立つチームの勢いをさらに加速させていく。

 8年前の対戦を再現し、難敵攻略の突破口を開く。7月最初のカードで対戦するのは昨季の王者・阪神。赤ヘル打線を引っ張る小園が、初戦で対峙(たいじ)する才木撃ちへ意欲を示した。

 「良いピッチャーだと思いますし、さらにレベルが上がっていると思ってやりたいと思う。しっかり打ち崩せるようにやりたい」

 思い返したのは、高校時代のとある1試合だ。16年の夏。当時、報徳学園の“スーパー1年生”として注目を集めていた小園。夏の兵庫大会初戦(2回戦)で相対したのは、須磨翔風の3年生で背番号1を背負っていた才木だった。高身長から剛速球を繰り出すドラフト候補右腕を一目見ようと、この試合には日米12球団25人のスカウトが集結。「すごいピッチャーと当たるっていうのは覚えていますね」と懐かしんだ。

 先発した才木へ熱視線が注がれる中で、躍動したのは小園だった。「1番・遊撃」で出場すると、三回の第2打席で中前打。五回にも再び、中前に運び、5打数2安打をマーク。5-1の勝利に貢献した。「すごかったのはあの時だけです」と笑顔で謙遜するも、2年後のドラフトでは4球団が競合。才木から放った2安打を自信とし、大きな成長曲線を描いた。

 プロ入り後は22年に1度対戦し、3打数1安打。「身長もデカいので角度がありますし、球の強さもある」と分析。12球団単独トップの8勝をマークしている虎の大黒柱に対し、「球(種)の使い方とか、いろいろ聞きながらやっていけたらいいなと思います」と意気込んだ。

 2戦目で対戦が予想されるのは、広島戦通算対戦防御率0・60で、9戦7敗を喫している“鯉キラー”の大竹。3戦目は昨季のMVP右腕・村上と強敵が続く。接戦が予想される中、9戦連続で4番を任されている小園のバットにかかる期待は大きい。「打順は関係ないですし、やることは変わらない」と頼もしく言い切った。

 現在、チームは2位・DeNAに3ゲーム差をつけ首位を快走中。それでも最下位までは7ゲーム差と、混セが続く中、気を抜ける試合はない。「どんどん(調子を)上げていけるようにしたいなと思います」と小園。若ゴイが堅首へ向け、旗振り役となる。

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