「中日２－０広島」（５日、バンテリンドーム）

　広島が今季１４度目の完封負けを喫した。新井貴浩監督は完封された相手先発・高橋宏斗について、「いいピッチャーにいいピッチングをされた」と言及し、「逆に切り替えやすいと思う」と前を向いた。以下、新井監督の主な一問一答。

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　－先発・床田が立ち上がりに失点した。

　「まあまあ、そういう時もありますし、今日は彼の本調子ではなかったと思うんですけど、ヒットを打たれながら、６回２失点。本調子でないなりにゲームをつくってくれたと思います。さすがだと思います」

　－打線は初回にチャンスをつくったが。

　「まあそう簡単にね、連打連打というのは厳しいピッチャーなので。チャンスは少なかったけど、仕掛けていったときも、いい当たりが正面を突いてゲッツーになったり。なかなかこっちの流れじゃなかったなと思います。いいピッチャーにいいピッチングをされたということで、逆に切り替えやすいと思います」

　－野間を初めて４番起用した。

　「彼、チャンスにも強いしね。日々スタメンを考えながらね。誰が何番とかじゃなしに、どういう打順を組んだら点が入る確率が高いのかを考えながらね。今日はその上をいかれた。いいピッチャーにいいピッチングをされたということ。ウチもトコ（床田）だし、相手もいいピッチャー。ロースコアになると思っていた。先制したら、相手にもプレッシャーもかかる。いろいろ考えながら組みました」

　－スタメン抜てきの二俣と中村奨に安打が出た。

　「いいものを見せてくれたと思います。２人とも、いいバッティングだったと思います」

　－二俣は二塁起用。菊池の休養もあったと思うが、高橋宏対策か。

　「いや、キク（菊池）は休養させると決めていた。キクを休養させるときに、マティー（二俣）は初めてかな、セカンド。マティーも数少ないチャンスで頑張ってくれているし、守備コーチに聞いても、『マティーのセカンド、全然いけます』ということだったんで、今日はマティーに入ってもらったという感じかな」

　－五回２死三塁の好機で床田に代打という選択肢はあったか。

　「ないないない。そこは全然。全然ありません。トコ、バッティングいいし、今日は金曜。まだまだ球数も余裕があったので、あそこは全然考えませんでした」