広島 大瀬良の連続イニング無失点記録がストップ 37回1/3で終止符 梅津の安打からリズムを崩す
「中日-広島」(6日、バンテリンドーム)
広島の大瀬良大地投手が先発し、連続イニング無失点記録がついに37回1/3でストップした。
試合前までで35回1/3連続無失点だった大瀬良。立ち上がりから丁寧にコーナーをついて難なくアウトを積み重ねた。しかし三回1死から投手の梅津に右前打を浴びるとリズムが狂う。
3連打を浴びて1死満塁のピンチを背負うと、福永に右翼へ犠飛を打ち上げられて三塁走者の梅津がホームへ。右翼からボールは返ってこず、スコアボードに1の数字が刻まれた。それでもなおも2死二、三塁のピンチは細川を打ち取り、最少失点で切り抜けた。
連続無失点記録の球団1位は、09年に大竹寛がマークした43イニングだった。「1回1回の積み重ね。また次の登板の初回、頑張りたいと思います」と語っていた大瀬良。鯉のエースの快記録がついに止まってしまった。
◆連続イニング無失点記録 NPB記録は1958年・金田正一(国鉄)が記録した64回1/3。続いて43年・藤本英雄(巨人)の62回、41年・野口二郎(大洋)の60回1/3。なお、今季は阪神・才木が35回1/3イニング連続無失点を記録している。