広島・大瀬良が6月の月間MVP受賞 ノーノー達成&防御率0・00と圧巻の1ヶ月「点を取られなかったのは誇っていい」

 6月度の「大樹生命月間MVP賞」を受賞した大瀬良(撮影・市尻達拡)
 6月度の「大樹生命月間MVP賞」を受賞し、喜びを語る大瀬良(撮影・市尻達拡)
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 セ・パ両リーグは9日、6月の『大樹生命月間MVP賞』を発表し、セの投手は広島・大瀬良大地投手(33)が選出された。

 22年3、4月度以来2年ぶりの受賞。6月は7日・ロッテ戦(マツダ)で史上90人目となるノーヒットノーランを達成するなど、4試合に登板し、2勝0敗、防御率0・00と圧巻の成績を残した。「点を取られなかったという数字は、投手として誇っていいんじゃないかなと思う。いろんなボールを使いながら、月初めよりは徐々にコントロールの部分で苦労することが少なくなってきたかなと、感じるような月だった」と振り返った。

 昨秋に右肘の手術を受けるなど、近年は苦しい時間を多く過ごしてきた。それでも「どんな時でもしっかりと前を見て、良くなっていく自分を想像しながらやってきた」と不屈の精神で、はい上がった。そして2年ぶりの月間MVPを獲得。「またこうして賞をいただけてうれしく思いますし、この先も数多く受賞できるように精進したい」と話した。

 5月度の月間MVPを獲得した床田に続き、カープ勢が連続受賞。「みんな良い投球をしているので、カープのピッチャー陣で独占できるように、みんなで切磋琢磨(せっさたくま)して頑張っていけたら」と12球団トップのチーム防御率2・07を誇る投手陣を代表し、先を見据えた。

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